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Tsumugukaze, Inc.
本ページには、代表のプロフィール、「つむぐ」に込めた想い、代表のキャリアとこれまでについて掲載しています。
以下のボタンより、つむぐの理念、代表挨拶と会社概要についてご覧いただけます。
代表紹介
土屋清美
kiyomi tsuchiya
株式会社つむぐ風 代表取締役
つむぐ訪問看護ステーション 管理者
プロフィール
1962年生まれ 沖縄県出身
看護師 / 訪問看護認定看護師 / 介護支援専門員 / 福祉住環境コーディネーター / 在宅褥瘡予防管理師 / 認知症ケア専門士 / 呼吸療法認定士 / ELNEC-J指導者 / 家族の学校ファシリテーター
『つむぐ』に込めた想い
私にとっての訪問看護とは
私はこれまで訪問看護師として働いていくなかで、「訪問看護」とは、ひとりひとりのご利用者が織りなす人生という一枚の布における、様々な折り目・継ぎ目に立ち会う仕事だなと感じてきたんですね。
そういった「糸」とか「織物」のようなイメージを取り入れたいと考え、『つむぐ訪問看護ステーション』という名前にしました。
母からもらった『宮古上布』
また、私のもつ「糸」や「織物」といったイメージは、私の生まれた故郷、沖縄県多良間島で織られていた『宮古上布』から、そしていまも大切に持ち歩いている、母からもらった宮古上布に由来しています。
母の希望
私の母は、脳出血や、股関節のオペをしたことで故郷の「多良間島」に帰ることができず、島を離れた宮古島で胃ろうをしながら療養しておりました。 ただ、実家のある多良間島は、昔は在宅で亡くなる方が多く、母も島で最期を迎えることを希望していました。
母の願いを実現
そんな母の希望を受けて、姉たちは実家で看る手立てがないか模索しており、私は母の願いを実現させたくて仕事の介護休暇を取りました。私は母を船に乗せて島に戻り、 亡くなるまでの3週間を兄弟や親族たちと一緒になって過ごしました。
母からのギフト
「多良間で最期を迎えたい」という母の希望を叶えられたことは、訪問看護師として、娘として嬉しく思いました。また、母に訪問看護師として「大丈夫だよ」と背中を押されたことは、何よりのギフトでした。 島の何かを訪問看護への想いとして残していきたい。そう思って、宮古上布の紬(つむぎ)と糸を織りなすイメージを合わせて、訪問看護ステーションの名前に「つむぐ」と付けることにしました。
代表のキャリアとこれまで
私は沖縄県出身でして中学まで『多良間島』という故郷の離島で過ごし、家族の薦めもあって高校卒業と同時に東京を出て看護学校へ進学しました。
准看護師の資格取得後、医療機関でアルバイトをしながら正看護師の資格取得をしたのですが、医療機関で亡くなる患者さんを目にしながら、故郷のおじいちゃんやおばあちゃんたちが自宅で家族に囲まれながら看取られていく姿を思い出しました。
いまになって考えると、そういった故郷の原風景が現在の訪問看護の道に繋がっていたのではないかと感じています。
正看護師資格の取得後は、大学病院の内科病棟で勤務をして、結婚や出産でのブランクをはさんだ後、外来や産科病棟で復職をしたのですが、二人目の子どもが生まれたタイミングで家庭と仕事のワークライフバランスを保つことが難しくなり、それからしばらくは専業主婦をしておりました。
子育てもやっとひと段落したタイミングで、臨床の現場に戻りたいと考えた時は、もう自分の中で病院に戻るイメージはあまりなくなっていました。
そんな時、たまたま訪問看護ステーションの所長をやっていた知人から声をかけてもらったことをキッカケとして訪問看護をはじめるようになり、それから訪問看護にハマっていったという経歴です。
本当に訪問看護をはじめたてのころですが、自分がご利用者のためを思ってやったことが、ご本人にとってポジティブなことにならなかったことが何回か続いてしまい、自分自身も戸惑いましたし、ショックも大きかったことを覚えています。
あとは、訪問看護をはじめて未経験の診療科や技術にふれる機会が増えたので、その学習や習得にも苦労をしました。事業所の先輩からのフォローはもちろんなのですが、外部の研修を利用したり、ご利用者にフォローをして頂いたりしながら、少しずつ訪問看護師としての実力を積み上げていけたのかなと感じています。
訪問看護師としてキャリアを積んでいくなかで、「自分の看護は本当に正しいのか? その根拠は? 思考の過程は?」といった疑問が次第に大きくなっていきました。
それで、「この仕事が好きだし、よりエキスパートになりたい!」という気持ちが強くなり、一念発起をして認定資格を取得することにしました。
家族にはとても迷惑をかけることになりましたが…(苦笑)。
実際に認定資格を取得して、自分の看護を俯瞰してみれるようになったことはとても良かったと思っています。
悩んでいた、自身の看護に対して根拠付けが甘かった点を整理できるようになりましたし、看護を「言語化して伝える」という点で他の看護師や多職種の方と一緒になって考えるうえでも役立っているように感じています。
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